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カウンセリング妖怪シリーズ⑥

カウンセラー育成スクール 大阪・難波 TKN心理サロン カウンセリング妖怪

妖怪:すり替わり

この妖怪は前回の「ひとふり」の類似系です。この妖怪の特徴は、どんな時にでも誰にでも「すり替わる」事が出来るのです。特に、自分に責任が掛かる時には素早い変身を行います。まるで「カメレオン」のように!時には、その人に成り切って、別人の如く振る舞う事が出来ます。周りの者が、「呆気に」捉われる位に!カウンセリングやワークの時に問題点の核心に近づくと、まるで「それは誰の事!私は知らないは!」と。当事者で居ると、苦しくて仕方が無いので別人になり、自分自身を「第三者」を観るように振る舞います。逃げているのです。「真実」を観ることが怖いのです。逃げたので、再び追い込んで行くと又「すり替わり」をして逃げていきます。自分が「当事者でないと関係ない」と思えれば、苦しまなくて済むからです。
 見事なテクニックです。しかし哀しいテクニックです。

これが妖怪「すり替わり」です。

妖怪:刷り直し(インプリンティング)

この妖怪も前回の「ひとふり、すり替わり」の類似系です。こちらは「記憶系」です。自分自身に都合の悪い「記憶」を「刷り直し」するのです。それも、自分にとって都合の良いように!始めはお互い納得の上の行動でも、自分に都合が悪くなると(特に淋しくなったりした時には)自分の行った行動は総て「クリア」になります。「記憶のゴミ箱に捨てる」のです。そして、「私は何も悪くは無い、悪いのは総て相手が悪いのだ。そのお陰で私は苦しんでいる。」と、記憶を修正します。時には第三者に、自分にとって都合の良い様に被害者に成り切り相談します。第三者は正義感から「妖怪」を「被害者」として擁護します。本人はさらに「被害者」として優位に立ち、総てが正当化して「悲劇のヒロイン」に記憶を修正して、浸る事が出来るのです。相手を「加害者:悪人」とすれば、完璧です。自分への「罪の意識」は消し去ることが出来ます。まるで、何処かの「代議士」みたいですね! 

これが妖怪「刷り直し」です。

※この妖怪は、特定の人を例えて居るのではありません。みんなの心の中何処かで、巣食っている「妖怪」です。そして、私の中にも!

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