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カウンセリング妖怪シリーズ⑧

カウンセラー育成スクール 大阪・難波 TKN心理サロン カウンセリング妖怪

妖怪:逃げまくり

この妖怪は、なかなか尻尾を掴ましません。何か、事あるごとに姿を変えて逃げまくります。まるで、自分の事でないかのように!頼まれごと、やらなければならないこと、特に責任を持って行わなければならない時に、こそこそと人の後ろに隠れます。実際に行動を興さなければならない時は、元気にみんなの意見に同調したり、自らが活発に発言をしたりします。でも肝心な時には、責任転換をして逃げまくるのです。カウンセリングの場に於いても、問題点の核心に触れ始めると見て見ぬふりをして、問題点を逸らします。逃げたので、本人が気付くように「チェックメイト」を仕掛けると、話題を逸らして全く違う事を言います。そして本人は「分からない?」と言う口癖を発します。でも、本人は「責められている。」「罵倒されている。」「傷つけられている。」「苛められた。」「恥をかかされた。」等と言って逃げまくります。


これが妖怪「逃げまくり」です。

妖怪:当たり前

この妖怪は、特に「海外研修・Esalen研修」中にはよく現れます。今まで20回(20年)連続、出没をしています。この妖怪のの特徴は、「やって貰えて当たり前」と言うモノの捉え方をします。私に話しかけてくれて当たり前!私の世話をやいてくれて当たり前!私の思うようにやってくれて当たり前!私が、楽になるようにかまってくれて当たり前!・・・等々。普段はこんな事はしません。誰から見てもしっかりと対応が出来る人ですが、いざ不安になったり、寂しくなったりすると、顔を出してきます。以前には、Esalen中に「私の事を構ってくれない!」と言って、噛みついてくる人もいました。研修期間中、私の傍から離れ距離を置き、ひとりで居てる時間を多くつくります。他の生徒たちとも接点を極力減らします。ワーク中でも、私が傍に近寄ると離れてきます。嫌な顔をしながら!Esalen研修は「自律」を目指します。自らがアクションを起こさない限り、私は何時も、観ている事にしています。自らが動いて変わらない限り、何も変わらない事に気づいて欲しいからです!その結果、Esalenが終わる頃に他の生徒に対し「私の事を何時もほったらかしにする!他の生徒に色々話を聞いたり、ケアをするのに私には何もしてくれない!」愚痴をこぼします。中には、直接私に噛みつきたり、物を投げつけてくるタイプもいます。「依存」です!このような事は例題として、研修前に参加者にしっかりと伝えています。「依存が起きるよ!」と。皆も納得して、「そんな事は大丈夫ですよ!」と、自信を持って返ってくるんですが?そして、研修中に起こった事を当事者は一切覚えていない事です!「そんなバカな事が在るか!」と言われますが、現実なのです。と言うのも、普段は「理性」で自分の行動のコントロールを行っています。しかしEsalenでは時間と共に「理性」が緩んできます。当然「ゲシュタルト療法」を受けているのですから、当たり前です。その結果、理性で抑えていた「本能」が顔を出してきます。「私の事を構って!」「甘えさせて!」「よしよしして!」と本能が湧きだしてきます。本能=無意識です。日頃抑えていた、感情が素直に表に出てくるのです。処が、Esalenを離れ、理性が再び顔を出して来ると、「本能=無意識」に対して「蓋」をします。緩んでいた「理性」は「本能」が成したことなど知りません。無意識に行った事ですから!結果、記憶が無いのです。やはりこれは、妖怪が成せる業ですかね!この妖怪と旨く付き合えれば良いのですがね!

これが妖怪「当たり前」です。

※この妖怪は、特定の人を例えて居るのではありません。みんなの心の中何処かで、巣食っている「妖怪」です。そして、私の中にも!

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