カウンセリング妖怪シリーズ⑨
妖怪:すり寄り
この妖怪は、前回の妖怪「当たり前」の「亜種」です。と言うより進化系かな!本質は同じく「構って貰って、当たり前!」がエネルギーの源です。同種なので、「構って貰えて当たり前」が当然で、構って貰えなかった時のエネルギーが、増大した時に進化をします。そして、「妖怪:当たり前」にすり寄っていきます。同種なので直ぐに仲良くなり一体化を目論みます。相手の「マイナスエネルギー」を燃えさす為に「煽り」ます。「当たり前」パワーが沸点に達した時に、自分の思うように操る「毒牙」で噛みつきます。自分の支配下に置きコントロールをします。でも、「妖怪:当たり前」とっては仲間意識しかありません。構ってくれなかった人の悪口を散々言いふらし、自分の「野望」に引き込んで仲間にします。処が、自分の「野望」が旨く行かなくなった瞬間、思い道理に行かない理由を、構ってくれなかった相手に責任転換をし、逃げ出します。しかし、「妖怪:当たり前」の事は、ほったらかしです。「はしごを外す」事をします。知らぬ顔をして!梯子を外された「妖怪:当たり前」は、文句を言った分だけ行き場を失い、一人ぼっちになってしまいます。「妖怪:梯子はずし」と行っても、よいのかもしれません!自己責任が取れない妖怪です。
これが妖怪「すり寄り」です。
妖怪:人あやつり
「支配者」と言ってもいいですね。ともかく、相手を自分の支配下に置きたいのです。如何なる手段を使ってでも!異を唱えるものは「悪」です。悪は相手を潰しても構いません。自分にとっては正義なのですから。しかしながら、常に自分は相手に対しては救世主であり、犠牲者でもあります。矛盾しています。自分自身が必要とされることが無上の喜びでもあります。初めは、相談を持ちかけられた相手、悩んでいる相手に親切で優しいです。色々とお世話をし関わってくれます。しかし、相手が立ち直り意志を持ち始めると、親切であった妖怪に対し、意見を言ってきたり妖怪にとって意に添わない行動を起こしてきます。妖怪にとっては大問題です。心に侵入してくるからです。自分の立場が脅かされるからです。危機から守るためには再び、支配下に置かなければなりません。その為に相手に攻撃を加えます。妖怪に従わせるために命令したり、貶したり、怒ったり、批判したりして支配下に置きます。周囲にも、妖怪の正当化を証明するために悪口を言いふらします。妖怪の思うようになるように相手をコントロールしていきます。妖怪が正義である事を守るために。幼い時から、支配的な親、無関心な親に育てられその影響で妖怪「支配者」になってしまったのです。「モラルハラスメント」でもあります。
※この妖怪は、特定の人を例えて居るのではありません。みんなの心の中何処かで、巣食っている「妖怪」です。そして、私の中にも!