心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:自分軸・相手軸・共生軸
共生軸
私達は、決して独りで生きていくことは出来ません。どんなに強い人でも、誰かと関わっていかないと生きていけないのです。誰かと関わるからこそ、存在感を感じ、心の安定が図れます。ひとり旅をすればよく分かります。普段、挨拶をしない人でも旅先で見知らぬ人「おはよう」と声を掛けます。それに対して、返事があれば心が「ホッと」するのです。
お互いが助け合ってこそ、人生です。お互いが我を出せばぶつかり合います。お互いが相手のことを思いやり、時には自分の思いを少し抑て相手を立ててみる事をお互いが行なえば、お互いが嫌な思いをせず対人関係がスムーズに行き、幸せな思いで過ごせるんですけれどね。自分軸や相手軸で生きると苦しいことばかりになります。
自分軸
自分軸はとても大切です。イニシアチブを持って人生を生きなければ意味がありません。自分自身の価値観、夢、希望、意思がなければブレてしまい流された人生になります。しっかりとした自分軸が必要です。但し、自分軸を優先しすぎるとトラブルが発生します。
自分軸の思いが強すぎてしまうと、社会生活の中で相手に迷惑を掛けます。緊急時には特に起きやすくなります。初めは相手も融通して合わせてくれますが、度重なると相手も自分軸を持っていますから「仏の顔も二度三度」になってきます。当事者は、自分軸で周りが見えなくなっています。やはり、緊急時に於いても、相手のことを思いやる共生軸が必要となります。
相手軸
相手軸は対人関係に於いて大切です。相手の気持ちを思いやる事は重要です。相手が何か問題を抱えたとき、思いを察し喜ぶこと、助かることをサポートすることは、社会性の中では必要な事です。ただ、思いやりすぎて自分軸を無くしてしまっては問題です。優しい人ほど自分の事をさておいて他人の為に力を注ぐ方がいます。これは誰の人生を歩んでいるのでしょうか?相手の顔色を見て、相手を喜ばす事をしていませんか?罪悪感を感じていませんか?相手軸を優先すると自分軸が消えてしまいます。
自分軸と相手軸のバランスが必要です。自分軸をしっかりと持ち、相手軸の事も考えながら調整が出来る共生軸が大事です。人間は共生の動物です。