心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:カウンセラーも悩む!
カウンセラーも悩む
カウンセラーも悩みます!当たり前です人間ですから。常に、自分の問題点に対して悩んでいます。その悩みの原因を見つけ、謎解き、そのテーマを受け入れてきます。肯定も否定もせず「それが、あるがままの今の私です」と、受け入れられるようになるまでは、悩み苦しむのです。常に自分と葛藤しています。
この訓練を受けているのが、カウンセラーなのです。カウンセラーもクラインと同様、悩み苦しんで、自分らしく生きることを目指してきたのです。カウンセリングは、クライエントのためだけのものではありません。カウンセラー自身が、自らが成長するためのカウンセリングでもあるんです。
カウンセリング
これができてこそ、クライエントの心の声が聴け、受け入れることができるんです。自分が悩み苦しんだ分だけ、カウンセリングの幅が広がります。心理学を勉強したからといって、悩みのカラクリはわかりません。理論では分かりますよ。悩みの答えも出せます。理論的に!でも、クライエントの心の奥底にある叫びは、理論では理解できないのです。
クライエントがその悩みに至る経緯が、みんな違うから、その一人ひとりの悩みを受け止めなければならないのです。
この時、カウンセラーが自分の悩みを受け入れた時、自分の問題点とクライエントの問題点ををリンクさして、カウンセリングを進めていくのです。
カウンセラーは救世主ではない
カウンセラーは悩みに対してすべての答えを持ってるわけではありません。なのに悩みを抱えた人たちは、カウンセラーに答えを求めてきます。どんな悩みにも答えてくれて、「私を楽にしてくれる。幸せにしてくれる。悩みから解放してくれる」と思い込んでいます。
カウンセリングを受ければ楽になると思って。まるで、救世主の如く、カウンセラーを頼ります!カウンセラーの人間です。悩み、苦しみ、それを乗り越えて今にあるのです。カウンセラー特別じゃありません。
クライエントと同じように悩み苦しむんです。人間です。だから、人の心が分かるのです。