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心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:神経症タイプ

カウンセラー育成スクール 大阪・難波 TKN心理サロン 神経症タイプ

神経症を定義すれば、心因(心に大きな影響を及ぼす事件や環境等)や、性格とのかねあいで、了解可能な精神の不調をきたす病気を神経症と呼びます。神経症には色々なものがありますが、不安神経症、強迫神経症、恐怖症が主なものです。不安神経症は、不安と不安発作(パニック発作)を主症状とするもの、強迫神経症とは確認行為(強迫行為)の回数や時間が長く、生活に支障が出るものです。恐怖症には視線が怖い(視線恐怖症)、不潔なものに耐えられない(不潔恐怖症)、閉ざされた空間にいることに耐えられない(閉所恐怖症)など色々あります。

この症状が出れば病院や心クリニックで診断されて、病名がつけられ投薬等の治療を受けます。クライエントはとても苦しみ、必死になって頑張っています。日常生活もままならない状態なのですから。病気なのですから、治療を受けて元気になるのがベストです。でも、世の中にはここまでの症状が出なくても神経症の方がおられます。名付けるならば神経症タイプです。

私たちは多かれ少なかれ、みんなが神経質です。何もない方なんておられません。ただ、みんな自覚がないだけです。一般的には神経質で片付けられてますが!本当にいろんな神経症タイプがいます。自分の首にロープを巻いて自分自身で引っ張り「苦しい!苦しい!」を訴えます。「手を離し」と伝えても、「離すことが出来ない。離し方が分からない!」と訴えます。端から見れば滑稽なことです。でもこれが神経症タイプなのです。

代表格は遅刻魔。遅刻を繰り返し、相手に迷惑をかけます。でも、本人は悪いなと思いながらも遅刻を繰り返します。ときには、5分前行動を実践するんですが、結局は5分前を意識しながらも結局は遅刻をするんです。そして、いつも言い訳をします。「5分前に家を出ようとしたのに、気がついたら遅くなっていた」って。

他にも「きれい好き」「怖がり」「高いところが怖い」「何かあれば悪いことを考えて不安になる」等々色々です。ある意味で「ストーカー」や「カスハラ」などのトラブルメーカーもカウンセリングの世界から見れば「神経症タイプ」です。拘り病でもあり、自己中な処があり自分自身を苦しめるのです。

神経症には2つのタイプがあります。「自罰系」と「他罰系」です。

他罰系は、自分自身が中心で、自分の正しくて相手が悪い感覚です。意識が刃物となり、相手に向かいます。問題が起きると常に相手の責任にします。私は被害者なのだと。自分の思い通りにならない時は、相手が悪いのだと思い込めます。自分のミスを責めらるのが嫌で、相手に責任転換をします。予めメール等で指示があり、レポートを期限までに提出しなければならないのに、「期限なんて聞いていない。指示がなかった」と言い張ります。本人はメールの内容を読まずに、自分勝手の解釈をしてたことが事実なのです。常に自分が正しくて、思い通りにならないと腹を立てて怒り出します。本人は幸せかもしれませんが!

ストーカーもこの考え方に当たります。自分は相手のことが好きだ。だから相手も私のことを好きなのだと勝手に思い込みます。相手の気持ちなど考えません。自己中ですから。しかし、相手には意思があります。自分の思い通りにならない相手は「悪」になります。結果、危害を加えることを行ないますが、本人にとっては「善」でしかないのです。

自罰系の人は、心の刃物が自分に向かいます。問題が起きると全てが自分の問題と捉えて、自分を責めます。たとえ、それが相手の問題であっても、自分の責任だと捉えます。期待に応えられないそれだけで、自分を責めます。「うつ」になりやすい処もありますので、気を付けなければなりません。

この様な神経質な面を持っている人達に「神経症」の中に入れるわけにはいきません。そこまで、日常生活、対人関係に支障が起きて居ませが、自分で自分の首を絞めるタイプです。「神経症タイプ」と呼ぶ方が良いのでは!

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