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必要とされたい

岩湧山

 

あなたは誰かから頼られたとき、どんな気持ちになりますか?

面倒?
それとも嬉しくなりますか?

これを読んでいる方は後者のことが多いのではないでしょうか。
誰かから頼りにされたとき「よっしゃ!任せて!」と引き受けていませんか?

 

人は一人では生きていけませんから、誰かを頼る・頼られるのは普通のことです。
なにもおかしくありません。

 

ですが、頼られることで「自分の存在感」を実感している場合は別です。

 

誰彼かまわずお願いされたことは引き受けていませんか?
自分がパンクしそうでも頼られると断れない、、、なんてことはありませんか?
何も頼まれないと不安になって、自ら何か手助けできないかを探していませんか?

 

このような方は人から頼りにされることが生きがいになっているのです。
頼られる=人と繋がっている、という感じ方をしています。
ですから、頼られたことを断ることは、人との繋がりを自ら切ってしまうことになるので、やりたくないのです。

繋がりを切れば、独りになってしま(うと思い込んで)いますからね。

 

ですが、それがただ相手の都合の良いように使われているだけだとしたら?それでも良いのでしょうか?


頼まれごとを断ることは勇気がいります。
これを断って嫌われたくない、と思うことがあるでしょう。


ですが、人から頼まれたことであろうと、自分がやりたいと思うことであろうと、自分の大切な時間と力を使うのです。


それならその貴重な時間と力を自分のために使いませんか?
気を遣って無理をするくらいなら、思い切って断ってみませんか?

 

思い返してみてください、周りに頼まれごとを断っている方はいませんか?
断られた側は不機嫌になっていますか?

きっとそんなことはないと思います。
その方のように「普通に」言えばいいのです。
怖がらなくても恐れなくてもいいんです。

 

思い切ってみましょう。
そして、自分のために時間と力を使いましょう。

 

 

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