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ちょっと前を向く

夜明け

 

気持ちが沈んでいるとき、「早く立ち直らなきゃ」と焦ること、ありませんか?

不安や寂しさ、つらさを抱えておくのは苦しいことです。

どうにかそれを手放したい、苦しさから解放されたいと足掻いていませんか?

 

けれど実は、解放されようと足掻けば足掻くほどその苦しみのなかに沈んでいってしまうのです。

海で溺れている人が助かろうと必死に動けば動くほど、

体力が奪われ、海水を飲みこみ、余計に溺れてしまう様子と同じなのです。

心の苦しさも、逃れようとすればするほど追いかけて私たちを苦しめます。

 

だけどなぜ、解放されたいと思うほど、苦しさは強くなるのでしょうか。

おかしくはないでしょうか?楽になりたいと願っているのに・・・

 

それはその苦しさに「自ら目を向けている」からなんです。

自らその辛さに注目し、嫌な気持ちを「感じにいく」。

こういうことを無意識のうちに私たちはしているのです。

考えてみてください。悩んでいないとき、ハッピーなとき、その苦しさのことは頭のなかにありますか?

 

だからちょっとだけ練習してほしいことがあります。

 

注目するところを変える

 

もし溺れたときは、まずは落ち着いて、無理に泳いだりせず、力を抜いてじっと海に浮かび、助けがくるのを待つ。

溺れていることよりも助かることに視点を変えるのと同じ。

 

どうしてもしんどくて、もう無理!というとき、その出来事について考えるのをいったん止めてみてください。

簡単なことだと、たとえば、

・湯船に10分浸かる

・あたたかい飲み物を飲む

・すきなテレビや動画を見る

などなど何でもいいので、いったん意識を違うところに向けましょう。

 

ほかには「あなたの身体」に意識を向けることも大切です。

不安、いらだち、落ち込み、、、を心が感じるとき、身体はどんな状態でしょうか。

お腹が痛い、呼吸が浅い、手足が冷えている、からだ全体が重い、ほかにもいくつもあるでしょう。

そういうことを「感じて」ほしいのです。「考える」働きは一時停止してください。

いまあなたのありのままを感じとってほしいのです。まぎれもないあなたの身体ですから。

こういうことをしていると少しずつ心は落ち着いてきます。

 

どうしても「考える」ほうが働いて、不快な感情に溺れそうになることもあるでしょう。

それはそれで構わないのです。それがいまのあなたです。

だけど、ちょっと練習。

考えるほうが働いたなと気付いたときには、意識をまた身体に移すことをやってみてください。

心が少し落ち着けば、またゆっくりでも前を向くことができますよ。

 

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