News/Blog
News/Blog News/Blog

TKN心理サロンの箱庭療法

はじめに:言葉にならない“こころ”をどう扱うか

私たちは、普段さまざまな気持ちを抱えながら生きています。
悲しい、苦しい、モヤモヤする、イライラする——
しかし、これらを「正確な言葉」で表現できる人は多くありません。

時には、

1、自分でも何が苦しいのかわからない

2、話そうとすると涙があふれてしまう

3、頭では整理したつもりなのに、心が追いつかない
そんな状態に陥ることもあります。

言葉で話せないなら、無理に話す必要はありません。

TKN心理サロンでは、言葉によるカウンセリングだけでなく、
**無意識の声を「形」にしていく箱庭療法(サンドプレイセラピー)**を取り入れています。

このブログでは、TKN心理サロンが大切にしている箱庭療法の魅力や効果、
実際のセラピーがどのように進むのかを、専門的かつ丁寧にお届けします。


第1章 箱庭療法とは?——その成り立ちと基本的な考え方

箱庭療法(サンドプレイセラピー)は、
ユング心理学をベースにした非言語的セラピーです。

◇砂とミニチュアを使って心を映し出す

青く塗られた木箱の中に砂が敷きつめられ、
クライエントは小さな人形、動物、建物、自然物など
数百〜千単位のミニチュアの中から好きなものを選び、
自由に配置していきます。

何を置いてもいい、置かなくてもいい。
ストーリーを説明する必要もありません。

ただ「こころのままに配置する」だけ。

すると、不思議なことに、
その人の心理状態がそのまま“景色”として現れます。

これはユングのいう
「無意識は象徴で語る」
という考え方を具体化した心理療法です。

◇砂の持つ“癒しの効果”

セラピストの間ではよく言われますが、
砂は「大地」や「母性」を象徴し、
触っているだけで心が落ち着く作用があります。

砂に触れることで、
緊張していた身体の力が抜け、
普段抑えていた感情がゆっくりと浮かび上がります。


第2章 TKN心理サロンが考える箱庭療法の魅力

TKN心理サロンでは、箱庭療法を単なる“体験”ではなく、
深い心の理解を助ける心理療法として大切に扱っています。

ここでは、TKNがお届けする箱庭療法の特徴を紹介します。


1. 言葉にできない気持ちが“自然と形になる”

カウンセリングでよくあるのが、
「話したくても話せない」という状態。

1、自分の気持ちが整理できていない
2、どう言えばいいかわからない
3、人に話すのが怖い
4、感情を抑えるクセがある

そんな方でも、
箱庭に向き合うと不思議と心が動き始めます。

●TKNでよく見られる変化

1、最初は無言で砂を触っている

2、気づくとミニチュアを並べている

3、いつのまにか物語が生まれている

4、終わった瞬間に涙が流れる

5、「あ、今の私って…」と気づく

無理に話さなくても、
箱庭が本人の代わりに語り出してくれる。
これが最大の魅力です。


2. 心の深層(無意識)にアクセスできる

人は“本音”を隠します。
自分ですら気づかないようにしていることもあります。

しかし、箱庭は真実を隠せません。
砂の配置、ミニチュアの選択、空間の使い方…
それらはすべて、その人の無意識に由来します。

●TKNで大切にしている視点

1、ミニチュアは“象徴”

2、配置は“心の力動”

3、動きは“変化の兆し”

4、空白は“語られない物語”

箱庭は、本人の心の奥で起きている動き——
葛藤・願い・恐れ・希望・成長
をそのまま映し出します。


3. 子どもから大人まで効果がある

箱庭療法は「子ども向け」と思われることもありますが、
実はTKNでも大人が非常に多く利用しています。

むしろ、
大人の方が言葉で本音を表現しにくいため、
箱庭のような非言語的アプローチが効果を発揮します。

●こんな方に多く利用されています

1、言語化が苦手

2、トラウマ体験がある

3、頭ではわかっているのに心がついてこない

4、自己肯定感が低い

5、人間関係の問題が続く

6、不安・抑うつ

大人の“鎧”をそっと脱がせる——
それが箱庭療法の力です。


4. 心の変化を“目に見える形で”確認できる

カウンセリングは進んでいるのか、
クライエント自身にはわかりづらいことがあります。

しかし箱庭は、
前回の作品と今回の作品を比べることで変化が明確に見えます。

1、前は荒れた景色だった
2、今は少し緑が増えている
3、以前は孤立していた人形が、仲間とつながっている
4、壊れていたものが修復されている

心の成長が“ビジュアル”で確認できるのは、
他の療法にはないメリットです。


第3章 TKN心理サロンの箱庭療法が選ばれる理由

TKN心理サロンの箱庭療法が好評なのには理由があります。
ここでは、その中でも特に多い声を紹介します。


1. ミニチュアの種類と数が圧倒的に豊富

TKNの箱庭ルームには、
自然物・建物・人・動物・ファンタジー・宗教象徴など、
1000点以上のミニチュアが揃っています。

「選ぶ楽しさ」もあり、
ミニチュアを見ているだけで心が動き始めます。


2. TKN心理サロンならではの“安全な場づくり”

箱庭療法の効果を大きく左右するのは、
セラピストの姿勢です。

TKNでは、

1、評価しない

2、解釈を押しつけない

3、無理に語らせない

4、否定しない

5、良い悪いをつけない

ことを徹底し、“安全な場”を最優先にしています。


3. 専門家による丁寧な心理的解釈とフィードバック

TKNのカウンセラーは、
箱庭作品を単なる“アート”として扱いません。

ユング心理学・象徴解釈・臨床心理学の視点から
丁寧にフィードバックを行います。

もちろん、クライエントに無理に解説しません。
話したい人には解釈を伝え、
話したくない人には作品だけを大切に扱います。


4. 言語カウンセリングとの併用で深い変化が起きる

TKNでは
箱庭療法 × カウンセリング
の併用を行うことが多いです。

箱庭で無意識が動き、
言語カウンセリングで意識化されることで、
より深い自己理解が進みます。


第4章 実際の箱庭セラピーの流れ(TKN版)

ここでは、TKN心理サロンでの箱庭療法の流れを紹介します。


**1. カウンセリング(導入)

クライエントの状態や希望を丁寧に確認し、
無理のないペースで箱庭に入ります。


2. 箱庭制作(30〜45分)

1、ミニチュアを選ぶ

2、砂をならす

3、配置していく

4、没頭する

5、完成したと感じたら終了

この間、カウンセラーは邪魔しません。
ただ「寄り添う」だけです。


3. 完成後の鑑賞と振り返り

1、クライエントと一緒に眺める

2、気づいたことを話す

3、無意識のメッセージを確認する

言葉にしたくない場合は、黙って眺めるだけでもOK。
作品が“語ってくれる”からです。


4. 写真撮影(記録)

毎回作品を写真に残します。
これにより、心の変化が視覚的に確認できます。


第5章 箱庭療法で期待できる心理的効果

箱庭療法は、研究面でも効果が認められています。
TKN心理サロンでも、以下の変化がよく起こります。


1. 感情の解放と浄化

普段抑えていた怒り、悲しみ、恐怖が
“安全な場”で解き放たれます。


2. トラウマの整理と癒し

言葉では語れないトラウマでも、
箱庭を通すことで安全に扱えます。


3. 自己理解の深まり

自分の心の構造に気づくことで、
生きづらさが軽くなる方が多いです。


4. 問題への新しい視点が生まれる

箱庭は「視覚情報」です。
そのため、思考のクセや関係性の問題などが
立体的に見えるようになります。


5. 心の成長(統合)が進む

バラバラだった心のパーツが
ひとつにまとまり始めます。


第6章 TKN心理サロンの箱庭療法を受けた方の変化(事例風)

※個人情報に配慮し、架空のケースとしてまとめています。


事例①:涙が出なくなっていた女性

箱庭制作中に自然と涙が流れ、
「ずっと我慢していた気持ちに、やっと出会えた」と話す。


事例②:親子関係に悩む男性

毎回、孤立した人形を置いていたが、
数回目から“仲間”や“守ってくれる存在”が現れ、
実生活でも人間関係が改善。


事例③:不安症の女性

荒れた景色の箱庭から、
少しずつ安定した風景へと変化。
同時に日常生活の安心感も増した。


第7章 TKN心理サロンの箱庭療法は、あなたの人生を「やさしく」整える

箱庭療法は劇的な変化を起こすものではありません。
しかし、
静かで、深くて、確実な変化をもたらす療法です。

慌ただしい毎日のなかで、
言葉にできない気持ちを置き去りにしていませんか?

砂に触れ、ミニチュアを選び、
ただ自分の世界をつくる——
その時間は、あなたの心を“回復”させる時間です。


まとめ:箱庭は、あなたの心そのもの

箱庭療法は、
「話すことが苦手」
「自分の本音がわからない」
「心を整理したい」
という方にとても向いています。

TKN心理サロンでは、
箱庭を通して“あなたの心の物語”を大切に扱い、
そっと寄り添いながらサポートします。

どうか、
あなた自身の心の声を取り戻すきっかけとして、
箱庭療法をご利用ください。

↑

オンライン体験講座体験講座
オンライン講座
資料請求