自分が我慢すればいい
断れない私って、おかしいの?
TKN心理サロンのブログを読んでくださり、ありがとうございます。
「本当は嫌なのに断れない」 「無理だと思っているのに、つい引き受けてしまう」 「あとから一人で疲れ切ってしまう」
そんな自分に対して、 「私ってどこかおかしいのかな」 「性格が弱いのかな」 と責めてしまうことはありませんか。
このブログでは、“断れない私”はおかしい存在ではないということを、心理学の視点とカウンセリング現場での実感を交えながら、やさしくお伝えしていきます。
「断れない」は性格ではなく、こころの反応
まず最初にお伝えしたいのは、 断れないことは、性格の問題ではありません。
それは、これまでの人生の中で身につけてきた、 こころの反応パターンであることがとても多いのです。
たとえば、 ・断ったら嫌われる気がする ・空気を壊してしまいそうで怖い ・相手をがっかりさせたくない ・自分が我慢すれば丸く収まる
こうした思いが、瞬間的にこころの中に浮かび、 考えるより先に「はい」と口に出てしまう。
それはあなたが弱いからではなく、 人との関係を守ろうと必死に働いてきたこころの知恵なのです。
子どもの頃に身についた「断れなさ」
カウンセリングの中でお話を伺っていると、 断れない方の多くが、こんな体験を語ってくださいます。
・親の期待に応えようとしてきた ・いい子でいないと愛されないと感じていた ・感情を出すと否定された経験がある ・家の中で空気を読む役割だった
こうした環境の中で育つと、
「自分の気持ちより、相手を優先する」 「我慢すれば関係はうまくいく」
という生き方が、自然と身についていきます。
それは生き延びるために必要だった、大切な適応なのです。
だから今も、無意識のうちに 「断らない選択」をしてしまう。
それは、あなたがこれまで懸命に生きてきた証でもあります。
断れないことで、こころはどんな悲鳴を上げている?
断れない状態が続くと、こころと身体は少しずつサインを出し始めます。
・人に会うのがしんどくなる ・急に疲れがどっと出る ・理由もなくイライラする ・自己嫌悪が強くなる ・何もしたくなくなる
これらは、 「もう限界だよ」 「本当は嫌だったよ」 という、こころからのメッセージです。
断れない自分を責める前に、 その奥にある小さな声に、耳を傾けてみてください。
「断る=わがまま」ではありません
多くの方が、 「断ることは悪いこと」 「自分勝手だと思われる」 と感じています。
でも、本当にそうでしょうか。
断るとは、 自分の限界を正直に伝えること 自分の人生を大切に扱うことです。
無理をして引き受け続けることは、 一時的には優しさに見えても、 やがて疲れ果て、相手との関係そのものを苦しくしてしまいます。
本当の意味での優しさは、 自分にも相手にも嘘をつかないことなのかもしれません。
いきなり断れなくても大丈夫
ここで大切なのは、 「今日から完璧に断れるようになろう」 としないことです。
断れない方ほど、 頑張りすぎてしまいます。
まずは、こんな小さな一歩で十分です。
・即答せず「少し考えてもいいですか」と言ってみる ・心の中で「本当はどうしたい?」と自分に聞く ・引き受けたあとに「しんどかった」と認める
断る練習は、 自分の気持ちに気づく練習から始まります。
それだけでも、こころは少しずつ安心を取り戻していきます。
カウンセリングでできること
TKN心理サロンには、 「断れない自分を変えたい」 「でもどうしても怖い」 という思いを抱えた方が多く来られます。
カウンセリングでは、 無理に行動を変えることはしません。
・なぜ断れなくなったのか ・断ることにどんな不安があるのか ・断れない自分が守ってきたものは何か
こうしたことを、ゆっくり一緒に見つめていきます。
自分を責めるのをやめ、 理解していく中で、 自然と「選べる感覚」が戻ってくる方が多いのです。
断れないあなたへ、最後に
断れないあなたは、 おかしくなんてありません。
それは、 人を大切にしてきた証であり、 傷つかないよう必死に生きてきた結果です。
これからは、 その優しさを 少しだけ自分にも向けてあげてください。
断れない私、から 「選べる私」へ。
そのプロセスを、TKN心理サロンは大切に寄り添います。
あなたのこころが、少しでも軽くなりますように。
TKN心理サロンのカウンセラー養成講座では、心の優しいカウンセラーを
育成しています。
自分を知ることの大切さを伝え、クライエントに向き合う気持ちを
作っていきます。
子の学びは、会社や家族、友達関係でも生きていきます。
心理学を学びながら、カウンセラーの資格をめざし、自分らしく生きる知識を
身につけましょう。
プロフェッショナル心理カウンセラー
金崎健二

体験講座