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AIの傾聴

AIと心理カウンセラーの違い 〜便利さの時代に、なぜ人が人に寄り添うのか〜

近年、「AIに相談する」という行為が、特別なものではなくなってきました。悩みを入力すると、瞬時に言葉が返ってくる。24時間いつでも使えて、否定もされない。とても便利で、心強い存在だと感じる方も多いでしょう。

TKN心理サロンに来られるクライエントさんの中にも、「最初はAIに相談していました」「AIの言葉に救われたことがあります」と話される方が増えています。その一方で、こんな言葉も耳にします。

「でも、どこか満たされなかった」「最後は人に話したくなった」

今日は、AIと心理カウンセラーの違いについて、優劣をつけるのではなく、それぞれの役割を整理しながら、「なぜ今も心理カウンセラーが必要とされているのか」を、心理の視点からお伝えしたいと思います。


AIは“正解”をくれる存在

AIの大きな強みは、情報量とスピードです。過去の膨大なデータをもとに、悩みに対して「それらしい答え」を、瞬時に提示してくれます。

たとえば、

1、不安への対処法

2、ストレス軽減の方法

3、心理学的な用語の解説

こうした内容は、AIがとても得意とする分野です。感情的にならず、冷静で、理論的。だからこそ、「今すぐ何かヒントがほしい」「一人で抱えきれない」というとき、AIは確かに役に立ちます。

しかし、ここで一つ大切なポイントがあります。AIが提供しているのは、その人の人生に根ざした答えではなく、一般化された正解だということです。


心理カウンセラーは“答えを一緒に探す存在”

一方、心理カウンセラーは、すぐに答えを出しません。むしろ、「答えを急がない」ことを大切にしています。

なぜなら、人の悩みは、同じ言葉で表現されていても、その背景や意味は一人ひとりまったく違うからです。

「不安です」という言葉の裏に、

1、過去の体験

2、人間関係の傷つき

3、無意識の思い込み

4、言葉にならない感情

こうしたものが複雑に絡み合っています。

心理カウンセラーは、その人の語る言葉だけでなく、声のトーン、間、沈黙、表情、感情の揺れに耳を傾けます。そして、「この人にとって、この悩みは何を意味しているのか」を、一緒に探っていきます。


AIには“感情を感じ取る体感”がない

AIは、感情を言語として理解することはできます。しかし、感情を体感することはできません。

人が誰かに話を聴いてもらうとき、求めているのはアドバイスだけではありません。

1、わかってもらえたという感覚

2、否定されなかったという安心

3、感情をそのまま受け取ってもらえた体験

これらは、データ処理ではなく、「人と人との関係性」の中で生まれるものです。

心理カウンセリングでは、「言葉にならない感情」が扱われることがよくあります。涙が出る理由がわからない、胸が苦しくなる感じを説明できない。そうした曖昧さの中に、人の心の本質があります。

AIは曖昧さを整理しようとしますが、心理カウンセラーは曖昧さの中に一緒に留まることができます。


関係性がもたらす“癒し”

心理学では、「関係性そのものが治療的に働く」と考えられています。これを治療的関係と呼びます。

安心できる関係の中で、

1、本音を話せた

2、弱さを見せられた

3、否定されずに受け止められた

こうした体験が、人の自己肯定感や回復力を育てていきます。

AIとのやり取りには、関係性の積み重ねという概念がありません。前回の沈黙や、言葉に詰まった瞬間を「共有した記憶」として感じ合うことはできないのです。

心理カウンセラーは、クライエントさんとの時間を積み重ねながら、その人だけのペース、その人だけの安全な距離感を築いていきます。


「正しいこと」と「その人に合っていること」は違う

AIは、「正しいこと」を提示するのが得意です。しかし、心理カウンセリングで大切なのは、「その人に合っているかどうか」です。

たとえば、

1、休んだほうがいい

2、考え方を変えたほうがいい

3、距離を取ったほうがいい

理論的には正しくても、その人の準備が整っていなければ、かえって苦しさを増やしてしまうことがあります。

心理カウンセラーは、「今、その人ができることは何か」「今は、何もしないという選択が必要か」を丁寧に見極めます。


AIと心理カウンセラーは対立する存在ではない

ここまで読むと、「AIは冷たく、人は温かい」という二項対立のように感じるかもしれません。しかし、TKN心理サロンでは、AIと心理カウンセラーは対立する存在ではないと考えています。

AIは、

1、気持ちを整理するきっかけ

2、知識を得る手段

3、一人で抱え込まないための入口

として、とても有効です。

そのうえで、

1、繰り返す悩み

2、感情が絡む問題

3、人間関係のしんどさ

こうした部分に向き合うとき、人の力が必要になります。


TKN心理サロンが大切にしていること

TKN心理サロンでは、「人だからこそできる関わり」を大切にしています。

答えを出すことよりも、

1、安心して話せること

2、感情を否定されないこと

3、自分の力を取り戻していくこと

そのプロセスを、何よりも重視しています。

AIがどれだけ進化しても、「誰かが自分の人生に本気で向き合ってくれる」という体験は、人と人の間でしか生まれません。


最後に 〜便利な時代だからこそ、人のぬくもりを〜

AIは、これからも私たちの生活を支えてくれる存在でしょう。否定せず、距離もなく、すぐに応答してくれる。その便利さに助けられる場面も、確実にあります。

それでも、人の心が本当に癒される瞬間は、「理解しようとしてくれる誰か」が目の前にいるときではないでしょうか。

もし今、

1、何度も同じ悩みを繰り返している

2、言葉にできない苦しさを抱えている

3、一人では限界を感じている

そう感じているなら、それは「人に頼っていいサイン」かもしれません。

TKN心理サロンは、AIではできない形で、あなたの心に寄り添う場所であり続けたいと思っています。
無意識へのアプローチ、心の奥底への旅
それは、まだ人にしかできないと思います。
小学生は、よくこんな事をいいます。
「この相談は、AIですか?人ですか?」

その奥に込められた思いを感じ取る。
そんなカウンセラーであり続けること
TKN心理サロンのカウンセラーの姿勢です。

 

プロフェッショナル心理カウンセラー
金崎健二

 

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