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自分の機嫌は自分で取る

自分の機嫌は自分で取るという生き方

私たちは日々の生活の中で、気づかないうちに「誰かに気分を左右される生き方」をしてしまうことがあります。上司の一言で落ち込み、家族の態度にイライラし、思い通りにいかない現実に不満を抱く。そのたびに心が揺れ動き、疲れてしまう経験は誰にでもあるでしょう。

しかし心理学の視点では、感情の主導権は本来「自分自身」にあります。自分の機嫌を自分で取るとは、わがままになることでも、無理にポジティブになることでもありません。それは、自分の心の責任を自分で引き受ける成熟した生き方です。

TKN心理サロンでは、心の安定とは外の環境が整うことではなく、自分の内面との関係が整うことだと考えます。本記事では「自分の機嫌は自分で取る」というテーマを心理学的にやさしく解説し、日常で実践できる方法までお伝えします。

なぜ人は他人に機嫌を左右されるのか

まず理解しておきたいのは、人の感情は環境の影響を受けやすいという点です。これは弱さではなく、人間の自然な性質です。私たちは社会の中で生きる存在であり、他者との関係を重視するようにできています。

特に日本社会では「空気を読む」「周囲に合わせる」ことが大切にされるため、自分の感情よりも他人の反応を優先する傾向が強くなります。その結果、知らないうちに心のコントロール権を外に預けてしまうのです。

さらに幼少期の体験も関係しています。子どもの頃に親の顔色を見て行動していた人ほど、他者の機嫌に敏感になります。怒られないように、嫌われないようにという意識が強くなると、自分の感情より相手の状態を優先する習慣が身につきます。

また「相手がこうしたから自分は不機嫌になった」と考える思考パターンも影響します。この考え方では、自分の感情の責任が常に相手にあるため、状況が変わらない限り心の安定は得られません。

しかし心理学では、出来事と感情の間には「解釈」が存在すると考えます。同じ出来事でも受け取り方によって感情は変わります。つまり、感情を決めているのは出来事そのものではなく、自分の捉え方なのです。

ここに気づくことが、自分の機嫌を自分で取る第一歩になります。

自分の機嫌を自分で取れる人の心理状態

自分の機嫌を自分で取れる人にはいくつかの特徴があります。

まず、自分の感情に気づく力が高いという点です。イライラしている、悲しい、不安だという状態を否定せず「今こう感じている」と認識できます。感情を抑え込むのではなく、理解しようとします。

次に、自分を責めすぎない姿勢があります。失敗しても「自分はダメだ」と人格まで否定せず、「今回はうまくいかなかった」と出来事として捉えます。自己受容が高いため感情の回復が早いのです。

さらに、気分を整える行動を知っています。落ち込んだときに何をすれば楽になるか、自分の取扱説明書を持っているような状態です。

これは特別な能力ではありません。日々の小さな積み重ねで誰でも身につけることができます。

心理的に成熟した人とは、常に穏やかな人ではなく、感情が揺れても自分で立て直せる人なのです。

自分の機嫌を整える具体的な方法

では実際にどのように機嫌を整えればよいのでしょうか。日常で実践しやすい方法を紹介します。

1 自分の感情に名前をつける
ただ「嫌だ」と感じるのではなく、「悲しい」「不安」「疲れている」と具体的に言葉にします。感情を言語化すると脳が整理され、気持ちが落ち着きます。

2 身体を整える
睡眠不足や空腹は感情を不安定にします。深呼吸、ストレッチ、軽い運動など身体へのアプローチは即効性があります。心と体は密接につながっています。

3 小さな楽しみを用意する
好きな音楽を聴く、温かい飲み物を飲む、散歩をするなど、気分を回復させる習慣を持ちます。大きな変化より小さな快の積み重ねが重要です。

4 考え方を見直す
「絶対こうあるべき」「どうしても認められたい」という思い込みが苦しさを生みます。本当にそうだろうかと問い直すことで心が柔らかくなります。

5 他人を変えようとしない
他人の機嫌や行動はコントロールできません。変えられないものを手放すと、心のエネルギーが自分のために使えるようになります。

これらは特別なことではありませんが、継続すると心の安定感が大きく変わります。

自分の機嫌を取ることは自己中心ではない

「自分の機嫌を自分で取る」と聞くと、自己中心的な印象を持つ人もいます。しかし実際はその逆です。

自分の感情を他人任せにしていると、不機嫌を周囲にぶつけたり、相手に過度な期待を抱いたりします。結果として人間関係に摩擦が生まれます。

一方で自分の機嫌を自分で整えられる人は、感情を安定させた状態で他者と関わることができます。余裕があるため相手に優しくなれ、関係性も良好になります。

つまり、自分の機嫌を取ることは人間関係を大切にするための姿勢なのです。

また子育てや職場でも重要な要素です。大人が感情を自分で整える姿を見せることで、周囲の人も安心し、健全なコミュニケーションが生まれます。

自分と良い関係を築くということ

人生の中で最も長く付き合う相手は自分自身です。どこへ行っても自分との関係からは逃れられません。

自分の機嫌を自分で取るとは、自分を大切に扱う姿勢です。疲れたときは休ませ、悲しいときは寄り添い、喜びを感じたときはしっかり味わう。その積み重ねが自己信頼を育てます。

最初からうまくできなくても構いません。機嫌が悪くなったときに「どうすれば少し楽になるだろう」と自分に問いかけることから始めてみてください。

TKN心理サロンでは、心の安定とは特別な人だけが得られるものではなく、自分との関係を丁寧に育てた結果だと考えています。

自分の機嫌を自分で取る力は、人生のあらゆる場面であなたを支える大切な土台になります。周囲に振り回される生き方から、自分の心を自分で支える生き方へ。その一歩が、より自由で穏やかな人生につながっていくのです。

TKN心理サロンは、心理カウンセラー養成講座を開催しています。
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プロフェッショナル心理カウンセラー
金崎健二

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