TKN心理サロンブログ:Davida 5Rhythms(R)ダンスワークショップ リポート
10/12,13に開催しました「Davida 5Rhythms®ダンスワークショップ」が大成功で終わりました。
とても素敵で魅力的でディープなワークショップでした。
今までのワークショップならば、ダンスにより身体の緊張をほぐし、心の叫びを聴くために感情が飛び出してきました。泣き叫ぶ人が多々出ました。その人たちを皆で守り、安心感から悲しみの感情から解放されるワークでした。
しかし今回は、「自律型ワークショップ」でした。
5Rhythms®により自らの感情に気づき、その感情を自分の意志で吐き出し、受け止め、自分自身でやり遂げた事に自信を持つ。
ケアを必要とせず、自らがケアをして立ちあがる。まさに自律でした。
Esalenで受けた5Rhythms®ダンスワークショップが2セット凝縮された様なワークショップでした。
生徒の中には初めて5Rhythms®を体験する方もいましたし、カウンセリングの世界も知らずに参加した人居られました。
でもその人たちが、戸惑いながらも5Rhythms®に入って行けるように自然な流れをDavidaは創ってくれました。
2日間のワークですから、どれだけ皆のこころに浸透するか、少し不安でしたが、その必要はありませんでした。
皆を楽しめさせながら、ウォーミングアップさせ、午前中だけで一気に5Rhythms®に入っていきました。
でも分かりやすく、導いてくれましたので、初めての経験者達も、良く理解でき入って行けました。
5Rhythms®ダンスワークショップを受けるに至って、ワーク受けて楽しかった。で終わるのではなく、自分の壁を乗り越る。その壁を乗り越える時に湧いてくるを苦しみを乗り超えて良かったと、思えるワークになって欲しい。と願っていました。
今回のワークショップのテーマは「恐怖の壁を乗り越えて、自分らしく生きる」です。
幼い時から言いたくても言えなかった、分かって欲しかった感情を、私たちは呑みこんで抑え込んでいます。
その感情を5Rhythms®で気づき、吐き出していく事になるのですが、吐き出す時に「恐怖」が襲います。
素直な感情を出せば親が嫌がります。怒ります。悪い子になって、嫌われます。悪い子は愛されません。イコール生きていけないのです。
ですから、常に親が「笑顔」になるように顔色を観て振る舞います。
現実の世界でも、相手の人が「笑顔」なるように振る舞っていませんか?嫌な顔をされると怖いからです。
親との関わり方がここで再現されて居ます。
自分らしく生きる事を、恐怖と言う感情で抑え込んでいます。
今回のワークで、その感情を吐き出す為に、恐怖と立ち向かい乗り越える事を目指し、出来た自分に自信を持ち、好きになる事を目指して貰い事が目的でした。
1日目ワークで5Rhythms®を感じて貰い、2日目で本格的に挑みます。
とは言っても、1日目もかなりハードなワークでしたけれどもね!この日のワークを成し遂げた事だけでも凄い勇気と、自信になるぐらいのワークでした。
2日目は、楽しいウォーミングアップからの入りで、5Rhythms®で心の声を聴く事になります。
Flowingで湧きあがる感情を、大地にしっかりと足を付けて感じ取ります。そして圧巻の
Staccatoです。「No」と「Yes」。自分を守る為の「No」凄いパワーでした。
初めは小さい声でしたが、皆の力が共感しあって、腹の底から湧きあがる声が会場内を響かせました。
凄まじい声です。幼い頃から抑えつけられて感情の現れです。
幼い頃から植えつけられた「恐怖」の亡霊による支配からの、脱却です。
今、ここには「恐怖の存在」は居ないのです。自分自身が創り出した亡霊に支配され居るだけです。
支配される事からの「No」です。
そして、「Yes」。
しっかりと叫ぶ事が出来た自分への「Yes」です。
良く頑張って、恐怖の亡霊に対ししっかりと「意志表示」出来た、自分への「Yes」です。
頑張った自分自身を褒め、受け入れる。「良く頑張ったよ」と。
Chaosへ。色んな感情を吐き出し空っぽになる。そしてミンアな仲間からの力、エネルギーを受け取る。
Lyricalです。もう私は自由なのです。何からも囚われる事無く自由であればいいのです。仲間の存在が素晴らしいエネルギーを出しました。
自然の流れの中で、みんなが一つの繋がりとなり、会場内を走り回りました。まるで「龍が踊るが如く」。
凄い早さで走り回っているのですが、誰も怖がらず走って居ました。Davidaは「皆が信頼し合っているから、出来た事。恐怖を感じる事無く信頼し合える事は、素晴らしい事です。」と言いながら、泣きだしていました。感動されたようです。
そして、最後はStillnessです。祝福のダンスでした。もう自分は自由なのだ。これから何に捉われる事無く、自分に自信を持って、自分を信じ、自己責任を摂りながら、自分の為に生きる。実感ができたダンスでした。
これだけの事をたった2日間で、完成させるDavidaに驚きました。素晴らし感動のワークショップでした。
生徒たちの顔がすっかりと変わって居ました。
今年のEsalen組は、初日の記念撮影では依然と同じポーズをとって居ました。しかし最終日の記念撮影では、穏やかな落ち着いた笑顔に変わって居ました。
気づきが一杯あった証拠です。
今回感じた事を、感覚として持ち続けつことを願います。
Davidaに感謝をします。素晴らしい力をありがとう。
そして、通訳をして貰ったMasayoさんに大いなる感謝です。Masayoさんのお陰で、生徒達はスムーズにワークに入る事が出来ました。
5Rhythms®ダンスワークショップをカウンセリングとして捉えながら、通訳をして貰えました。
ただ、5Rhythms®ダンスワークショップを体験するのではなく、それにより自分の中にどの様に取り入れていくかにシフトを於いて貰えていたので、ありがたかったです。
そして、陰で支えてくれていたスタッフたちにも感謝します。
一番に感謝は、ワークに参加してくれたみなさんに感謝です。よく頑張ってくれてました。途中で逃げ出す事も出来たのに、決して逃げずに最後まで頑張ってくれた勇気に感謝をします。
ありがとうございました。
来年もこのワークショップを開催します。