心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:カウンセリングの心得
カウンセリングの心得
「無意識の無能力」
「意識的無能力」
「意識的能力」
「無意識の能力」
ここに、カウンセリングを実践する心得があります。
丁度、
これは悩みから自立に向かうプロセスにも似ています。
「無意識の無能力」
自分が何故に悩んでいるか分からない段階!
自転車に例えると、
自転車に乗れない人は、
何故乗れないかと、分かろうとしない。
悩みも何故悩んでいるのか、分かろうとしないのと同じです。
只、今苦しい事に苦しんでいるだけです。
「意識的無能力」
自転車に乗る為には、
バランス取り、
ハンドルをしっかり握り、
ペダルをしっかり漕がなければ、
乗れない事に気づく。
「自覚」する事になります。
悩みも、何に対して悩んでいて、
その問題点は何かに気づきます。
問題点をクリアに出来ないが、
問題点が有る事に「自覚」する事です。
「意識的能力」
自転車に乗れない問題点に気づき、
努力により乗れるようになっても、
バランスの取り方など、
かなり「意識」しなければ乗れない段階。
悩みでは、
問題点に気づき、
意識的に行動を起こさない限り、
改善できません。
しかしがら、今までの経験から直ぐに元の状況に戻されそうになるので、
「かなり意識」的に行動を起こして、
習慣付けが必要です。
「意識的能力」
この時点では、
自転車を乗っている時は、
もう何も考えずにバランスを取り、
片手を離しても、
自転車を自由に乗りこなしています。
悩み対しても、
例え悩む事が有っても、
捉われる事無く
自分らしく生きている段階です。
正しく「今を生きている」状態です。
自転車は誰も始めは乗れません。
そこで諦めれば一生乗る事が出来ません。
何故乗れないのか、
問題点が見つかっても、
方法が分からなければ、
失敗の繰り返しです。
問題点を見つけ(気づき)
問題点を改善する方法を習得すれば、
自転車には乗れます(解放)。
そして練習を重ねれば、
何も考えずに自由に
自転車を乗りこなす事が出来ます。
長い期間乗っていなくても、
身体(心)が覚えているので、
直ぐに乗れるようになります。
時に悩んでも、
悩みに対する「耐性」が出来ていますので、
自分を取り戻す事が出来ます。
只、悩んでいるだけでは、
何も変わりません。
先ずは、「気づく」事から初めてみませんか?
「悩み」は、そのヒントを教えてくれていますから!
カウンセラーは、
クライエントが自立出来るように
寄り添い、関わります。