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カウンセリング妖怪シリーズ②
2023.08.06
妖怪:傷なめ
この妖怪は、常に傷ついている事が好きな妖怪です。「傷ついている」間は、みんなから構って貰えます。「大丈夫!無理しちゃだめだよ!痛そうだね!代わってあげるよ!」等と、みんなが心配してくれて構ってくれます。しかし「傷」が癒ると、誰も知らん顔して構ってくれません。とても淋しいので、傷が治りそうになると「かさぶたを剥がす」が如く、傷口を舐め回します。傷口が塞がらないように!時には、人の傷口を爪楊枝でほじくり返します。「治ったらあかんよ!治ったら、誰も構ってくれへんよ!血が出てる間はみんな、心配して構ってくれるよ!ほら、痛い方がいいでしょ!その代わり、私の傷口も舐め回してね!仲間だもんね!」と言って、相手の傷口を舐め回します。
これが「妖怪:傷なめ」です。
妖怪:なりすまし
この妖怪の特徴は、「他の誰かに成りきります。」相手に成りすまし生きて行くのです。相手の出来上がった人格を丸々コピーしますから、とても楽なのです。相手の意見を、まるで自分が考えた意見の如く発言できます。本人の中では全く違和感はありません。この妖怪の初期段階は「知ったかぶり」です。「おませ」になり、大人たちの話に顔を突っ込みます。仲間に入りたいのです。構って欲しいので何でも知ったかぶりして、話に顔を突っ込んできます。「大人びた子ども」をしすぎた、挙句の果て「妖怪」です。子供らしく振る舞っても、親から構って貰えないので、「大人(親)の期待に応える子供:親にとってのいい子」になれば親から愛して貰えるからです。私もやっていましたね!
これが「妖怪:なりすまし」です。
※この妖怪は、特定の人を例えて居るのではありません。みんなの心の中何処かで、巣食っている「妖怪」です。そして、私の中にも!