MUZINAワークショップ：レポート
MUZINAワークショップ
MUZINAワークショップが終了しました。今回は盛りたくさんなハードなワークショップでした。ゲシュタルト療法をベースにして「MUZINAセミナー」＆「マスクリチュウアル」＆「苔盆栽」を３日間で行ないました。次から次へと「心の揺さぶり」が続き、色々な「私」の叫びが現れました。
MUZINAワークでは、対人関係に於いて色々なとトラブルの原因を「MUZINA≒妖怪」が犯した事なのだと置き換えをしました。出てきたMUZINAに名前を付け、そのMUZINAがどんなトラブルを起こし、結果どの様な結果になったかを見つけ出します。
MUZINAのトラブルは「交流分析」の「心理ゲーム」に相当し、MUZINA自体は「禁止令」そのものでした。厄介なことをMUZINAにより繰り返し、対人関係でトラブルを起こし続けました。
しかしながら、MUZINAは悪い面だけではなく、時には「私」を救う存在でもありました。対人関係の中で苦しみから逃れさしてくれる存在でもあり、色々な気付きを促してくれた存在でもあります。
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マスクリチュウアル
私達は、対人関係に於いて色々な顔を持っています。「職場での顔」「家族の顔」「友達・恋人の顔」等など、色々な役割をしています。私達は「マスクを被っている」を言います。TPOに合わせて、色々な役割のマスクを被り分けています。ワークでは先ず、自分自身の「デスマスク」を作ります。
「ペルソナマスク」外面です。良好な対人関係に築くために、相手が好む人になるマスクを被ります。「良い人」のマスクです。誰からも好かれるためのマスクです。マスクの表面にペルソナを描きます。
「シャドーマスク」嫌な私です。外面は「良い人」を演じていますが。、内面は、「本当の私は、そんな良い人じゃないんだ！人に嫌われたくないから、良い人の振りをしているだけなんだ！本当の私は、薄汚く、弱虫で、妬み、汚れ、裏切り、嘘を付き、醜い私が居るんだ！」と叫んでいるのです。ペルソナマスクの裏面に「シャドー」を描きます。
「トゥルーマスク」本当の私です。ペルソナとシャドーは「光と影」両方が「私」なのです。私達は「良い人」だけでは生きていけません。また、「悪い人」でも生きていけません。「良い人」と「悪い人」が合わさって「私」なのです。新しいマスクに「トゥルー」を描きます。ユングの理論と森田療法の捉え方が、このワークに現れてきます。
苔盆栽
最後に「苔盆栽」を作りました。ゲシュタルト療法がここに生きてきます。MUZINAとマスクリチュウアルにより、心の扉が開き「心の叫び≒無意識」が現れてきます。
心の叫びを苔盆栽に表現します。各自が自由に苔盆栽を作成します。ここまでのワークにより、色々な「私」が叫びました。この叫びを苔盆栽に表現するのです。頭で考えて作成するのではなく、心の叫びを感じながら作成します。
器（心の世界）の中に、造形物を配置しその回りに「苔」を一本一本ピンセットで挟み、植えていきます。一本植えたら、先に植えたの一本が抜けたり、思うように進みません。苛立ちを覚えながら、作業を進めていきます。ここに感情の葛藤が生まれます。綺麗な苔盆栽を作りたいのに、上手く植え込みが出来ない等の葛藤が起こり、投げ出したくなる思いが湧いてきますが、それでも完成したいという思いとがぶつかり合いながら作業が進みます。正に「自分の対人関係。人生そのもの」です。
MUZINAワーク時に出てきた「MUZINA」を描いています。苔盆栽を作成する時に、土台になる土の中に描いた「MUZINA」埋め込んでいます。作成した「苔盆栽」がMUZINAの「慰霊碑」になります。MUZINAのお陰で、今まで色々なトラブルに巻き込まれました。でも、MUZINAワークとマスクワークにより「全てが私」と受け入れる事ができました。「色々なことがあったけれど、そのお陰で、今の私だあるのね。もう私は、過去の私に囚われることなく、これからは私らしき生きる事を約束するね！」の思いを込めて苔盆栽を完成させました。
ワークを終えて
MUZINAもペルソナもシャドーも全て「私」です。時には、自分自身を苦しめる存在でもありましたがある意味で、「私」を助けてくれた存在でもあります。
最後に「苔盆栽」に埋めた「MUZINA」を「心の監獄」から解放する為に作成した「慰霊碑」を、大切に育ててください。事あるごとに、気付きを促してくれる「慰霊碑」になります。時には、語りかけてください。「鏡の如く」です。
３ワークをを一気に体験して､かなりエネルギーの放出がありました。疲れも、一気に出てくるでしょう。それは、今までの「私」から新しい「私」に変わる、初動エネルギーが故です。変わる為には、通過儀式としての試練です。ここを乗越えてください。辛い、苦しい、しんどい、と変化を諦めれば「元の木阿弥」以下になります。皆さんの前には、新しい可能性が表れました。多いにチャレンジをしてください。時には、失敗もしますが、それが経験という肥やしになります。失敗から学ぶも事が多くあります。失敗を恐れず、チャレンジを続けてくだい。期待しています。
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