気持ちに気づくとはどういうことか
「自分の気持ちがわからないんです」
TKN心理サロンのカウンセリングでも、最も多く聞かれる言葉のひとつです。
悲しいのか、怒っているのか、疲れているのか、自分でもはっきりしない。ただ、しんどいという感覚だけが残っている。
気持ちに気づくとは、感情を正確に言語化することではありません。
心理学的に正しく分類することでもありません。
気持ちに気づくとは、
1 今の自分の内側で何かが起きていると認めること
2 その感覚を否定せずに、少し立ち止まって眺めること
3 変えようとせず、そのまま存在させてあげること
この三つが揃ったとき、人は初めて「気持ちに気づいた」と言えます。
言葉にならなくてもいい。理由が分からなくてもいい。
ただ「何かを感じている自分がいる」と気づくこと自体が、心にとっては大きな出来事なのです。
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なぜ私たちは自分の気持ちがわからなくなるのか
多くの人は、気持ちを感じないようにして生きてきました。
それは怠けていたからでも、心が弱いからでもありません。
生きるために必要だったからです。
たとえば子どもの頃、
1 泣くと怒られた
2 本音を言うと否定された
3 我慢する子が褒められた
こうした経験を重ねると、心は学習します。
「感じると危険」「気持ちはしまっておいた方が安全」
その結果、大人になってからも無意識に感情を切り離すようになります。
気持ちがわからないのではなく、感じないようにしてきただけ。
それはこれまでの人生を必死に生き抜いてきた証でもあります。
だからまず必要なのは、気づけない自分を責めないことです。
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気持ちに気づくことで人生はどう変わるのか
気持ちに気づけるようになると、劇的な変化が起きるわけではありません。
けれど、確実に生きやすさは増していきます。
具体的には、
1 無理をしていることに早めに気づける
2 人の期待と自分の本音を区別できる
3 限界まで我慢しなくなる
4 人間関係での疲れが減る
5 自分を責める時間が短くなる
気持ちに気づくことは、わがままになることではありません。
むしろ、自分を大切に扱えるようになることで、他人との関係も安定します。
感情を押し殺し続けると、心は別の形でサインを出します。
突然のイライラ、無気力、身体の不調、不安感。
それらはすべて「気づいてほしい」という心からのメッセージです。
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気持ちに気づくための具体的な方法
「気持ちを感じよう」とすると、余計に分からなくなる人も多いです。
そんなときは、感情ではなく身体から入るのがおすすめです。
1 胸が重くないか
2 肩や首に力が入っていないか
3 呼吸が浅くなっていないか
これだけで十分です。
身体の感覚は、嘘をつきません。
次に意識してほしいのは、
1 正しいかどうかではなく、楽かしんどいか
2 すべきかどうかではなく、したいかしたくないか
この視点に切り替えることです。
答えが出なくても問題ありません。
「今は分からない」と気づくことも、立派な気づきです。
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カウンセリングで気持ちに出会うという体験
TKN心理サロンのカウンセリングでは、無理に答えを求めません。
すぐに言葉が出なくてもいい。
沈黙があってもいい。
カウンセリングは、
1 気持ちを整理する場所
2 正解を見つける場所
ではありません。
本当の役割は、
1 置き去りにしてきた気持ちに出会うこと
2 否定せずに一緒に眺めること
3 自分の人生を自分の感覚で取り戻すこと
気持ちに気づくことは、弱さではありません。
それは、自分を生き直すための力です。
「何がつらいのかわからないけれど、しんどい」
そう感じているなら、それはもう十分なサインです。
あなたの気持ちは、確かにそこにあります。
一人では気づけなくても、誰かと一緒なら見えてくることがあります。
TKN心理サロンは、そのための場所であり続けたいと考えています。
TKN心理サロンのカウンセラー養成講座は、プロフェッショナル心理カウンセラー
資格認定履修コースになっています。
まずは、体験講座で学校の雰囲気を見に来てくださいね。
プロフェッショナル心理カウンセラー
金崎健二

体験講座