先日の休みの日、
下の娘が学校の授業で育てていた「ひょうたん」が成長しすぎ、
1階の屋根まで「蔓」を伸ばして絡んできたので、
剪定をしようと足場を作って作業をしていました。(娘にはチョット手に負えないので)
ふっと「ひょうたん」の根元を見ると、
小さい黒い粒がいっぱい落ちていました。
葉っぱを見ると、色が変わり穴だらけになっていました。
そうです。「青虫」にやられていました。
よく見ると、
居るはいるは、ゆうに二十数匹。(小さいんですけど)
丁度、自由観測で写真などを撮りながら記録を残していたので、
娘を呼び出しカメラを持って来さしました。
しっかり「青虫」をカメラにゲットしました。
写りが良いように「青虫」を集めたりバランスを取りました。
娘に記録を残すように伝えました。
しかしここからです。
この青虫の処理です。
娘に、
「青虫がひょうたんに付いている事を気づかなかったか?」
「下に青虫の糞が落ちていた事に気づかなかったか?」と聞くと、
黒い粒が落ちていた事に気づいていたようです。
そして葉っぱがおかしい事にも!
娘に対して、
「ひょうたんを守ってやれるのは誰だ!
青虫も、蝶々になるために必死になって葉っぱを食べて、生きている。
でもそのお蔭で、ひょうたんは死んでしまう。どうする?」
娘が「守らなアカン!」
「青虫を殺すのは可哀そうだけど、
ひょうたんを助けるためには、必要な事だな。
同じ命を殺すのは、矛盾しておかしいけれど、
一緒に片付けよう!」
ここから大変でした。
葉っぱに付いている、青虫を素手で袋に入れるからです。
当然、娘にとっては「怖い」事です。
でも、逃げれない事です。
ほっとけば、
青虫も必死ですから逃げ出して、
元のひょうたんに戻ろうとします。
とうとう泣き出しました。
「怖い」と「青虫を退治」する事の葛藤です。
しかし「怖い」が大きく勝っています。
小1時間程、
泣きながら、
固まりながら、
この嫌な時間が早く過ぎる事を願っているようでした。
確かに、嫌な事です。
娘に嫌な思いをさせたくありません。
でも、怖いからといって逃げていたら、何も出来なくなります。
「怖いのものは、怖い!」この事からは、逃れられません。
「例え怖くても、最後までやらなければならない」ことが、この世の中には一杯あります。
「怖いから逃げていたら、何もならない。
怖くてもやらなくては事がある」事を、娘には分かって欲しかったのです。
そして、「命」の大切さを。
娘は、泣きながらも逃げずに、
葉っぱに付いた「青虫」を袋に入れました。
よく頑張りました。
その2・3日後、夜に「蜘蛛」が出ました。
私の手のひらを広げた位の大きさです。
(蜘蛛って脚が長いから、大きくグロテスクに見えますね)
丁度、私は手が離せない状態だったので、
女房に「殺しといて」と頼みました。
暫くすると、キャーキャー言いながら「蜘蛛」と格闘しています。
すばしっこいので、最後は私が新聞紙て叩いて殺しました。
でも、普段私が居ない時は、
女房が総て処理をしているんですよね。
子供を守るために!
私が居たら逃げるのに!
やはり「母は強し!」ですね。
例え相手が、
ゴキブリでも、
蜘蛛でも、
ムカデでも!
やはり、
ここでも「怖いから逃げているわけには行かない!」です。
人生も同じことが言えますね!