先月、来日したジョウセフとの会話の中で、出てきた話です。
ジョウセフは、「たばこアレルギー」の処が少し有るようで、
日常生活の中でも気をつけているようです。
今回来日中のホテルが、「喫煙可」の部屋になっていたので慌てました。
もう一流ホテルならば当然「禁煙」が当たり前と思いこんでいたので、
予約の際気にせずに部屋を押さえていました。
特にこの期間中は3連休だったので、予約がぎりぎりで取れた状態でしたから、うっかりしていました。
思い込みの怖さです。
ジョセフが35年程前に日本に住んでいるときは、
「喫煙マナー」が酷かったようです。
私の子供の頃でしたから、よく覚えています。
たばこを吸うのは当たり前。
どこで吸っても問題なし。
歩いている最中、
信号待ち、
部屋の中、
飲食店、
デパート、
公共施設、
映画館・劇場の中、
等は当たり前です。
駅のホームそして、電車の中も、
その上通勤の満員電車の中でも、
たばこを吸うのは当たり前でした。
満員電車の中で吸うので、
たばこの火で服に穴が開くこともしばしば、
今じゃ考えられないことです。
あちこちに、たばこの吸い殻が普通に捨てられています。
電車の中も線路の中にも。
たばこを吸う人が普通で、
吸わない人はそれを我慢するのが、当たり前の世の中でした。
そんな時代にジョウセフが日本に住んでいたのです。
かなり苦労をしたようです。
そして、ジョウセフにとっては信じられない事でした。
公共の場、
他の人がいる場、
妊婦さん、
子供が居てる所、
電車の中で平気で、
また当たり前の如く吸っている光景には、考えられない事でした。
「この国のマナーなどうなっているのだ!
こんな常識のない民族は、これからも良くなることは無いだろう!」と思っていたそうです。
それが、長い時間が掛かりましたが、
日本人もマナーを守ることが常識になってきました。
ジョセフは「人間は変わる」という事を、実感したそうです。
今、開発途上国(アジア、アフリカなど)のマナーも酷いものがあります。
道端に「痰」を吐く、
順番を守らない、
ゴミを平気で捨てる。
日本の30年40年前の姿と同じと思います。
その時は、日本人も先進国からは「野蛮な国・マナーのない国」と思われていたでしょう。
でも私たちは、長い時間を掛けましたが変わりました。
「人間は変われる」のです。
いま私たちは、
いろいろな事で悩み、
苦しみ、
自分らしく人生を歩んでいません。
しかし必ず「自分を変える」ことができます。
たとえ時間が掛っても!
少しずつでも、行動を変えていけば!
「Yes You Can」