今下の娘は、算数の時間で「割り合い」を習う時期になりました。
どうもこれが苦手なようで、意味が理解できないようです。
上の娘も苦手なようで、いまだに苦労しているようです。
簡単に言えば次のような例です。
「100g200円の肉を、250グラム買いました。支払いはいくらでしょう?」と、言うような問題です。
1グラム当たりの単価を計算すれば、
すぐに答えは出るのですが、
どうもピンと来なくて、計算がメチャクチャになってしまうようです。
そういえば、私もこの頃はよく勘違いをしていた気がします。
ただ、答えが大きくなるか、
小さくなるかは理解できてたと思うので、
そっちの答えになるように、
掛けたり、
割ったりしていたと思います。
なぜ、ピンと来ないのかなと思っていたら、
私たちが小さい頃、よくお使いをさせられました。
「肉屋さんへ行って、100グラム250円の肉を450グラム買ってきて。」
時には「100グラム250円の肉を、600円分だけ買ってきて」と言われ、
その結果肉の量が多いか少ないか、
支払いが多いか少ないかと、
生活の中で、この「割り合い」を体験していました。
しかしながら今の子供たちは、
お使いに行っても「スーパー」に行くために、
すべて「パック」になっていいます。
この感覚が体感できない状況です。
店員さんに話をしたり、
聞いたりする事の無い今では、
日常生活の中で、学ぶことが出来なくなって来ているのかもしれません?
昔は、何を買うにも店の人に注文をしない限り、
何も買うことはできません。
店の人と「やり取り」をして、
コミュニケーションを覚え、
簡単な駆け引きを学んだものです。(おまけを貰う事)
これこそが、生きていくための「総合学習」だと思います。
今の子供たちは、
店でコミュニケーションをせずに、
なんでも買い物ができます。
挨拶をしたり、
「ありがとう」と言う言葉が必要のない環境です。
ある意味で生活は便利になりましたが、
人と人とのふれあいが、どんどん無くなってきています。
なんか寂しい世の中ですね!